オーストラリアでの妊活について③手術【子宮内膜症手術・入院・退院レポート後編】

妊娠・出産

前編では、入院当日の朝から手術を終えて病室に運ばれるまでをお伝えしました。通訳がなかなかつかないハプニングや、手術前のドキドキした様子を振り返りましたが、今回はその続き。手術後の病室での様子から、翌日の退院までをレポートします。

病室での様子

病室は2人部屋で、カーテンで仕切られたタイプ。隣にはオーストラリア人のおばあちゃんが入院していました。

荷物は手術前、ベッドで運ばれる直前にスタッフの方が病室まで運んでくれていました。ただ、当然ながら自分で配置する余裕などなく、お見舞いに来てくれた夫に荷物を出してもらうことに。

日本だと手術前日に入院して、あらかじめ病室の準備ができるパターンもありますよね。そうすればもう少し余裕を持って荷物を整えられたかもしれません。オーストラリアは当日入院・翌日退院のスピード感なので、入院グッズはあらかじめ取り出しやすくまとめておくことをおすすめします!

手術直後ということもあり、体はぐったり。足には血栓防止のポンプがつけられており、動くこともできません。食事もとれず、しばらくはぼーっとしていました。

主治医からの思わぬ告知

入院中、手術をしてくれた先生が病室に様子を見に来てくれました。

せっかくなので、気になっていた卵管通色素検査の結果を聞いてみました。すると——

「両方の卵管が詰まっていました」

ショックでした。卵管が詰まっているということは、自然妊娠がほぼ難しいということ。先生からは「子どもが欲しいなら、IVF(体外受精)を検討しましょう」と告げられました。

手術の疲れと麻酔明けのぼんやりした頭で聞いたその言葉は、なんだかすぐには現実として受け止められませんでした。

日本人看護師さんの心強いサポート

前編でも登場した日本人看護師さんが病室にも来てくれて、夜の担当交代の時間までずっとついていてくれました。書類に日本語訳を書き添えたものを渡してくれたり、細やかに気にかけてくれて、本当に心強かったです。

面会時間が終わると夫はいったん帰宅。その後はひとりで夜を過ごすことになりました。

腹腔鏡手術後の思わぬ痛み——ガス痛

手術後に一番つらかったのが、お腹に残った炭酸ガスによる痛みでした。

腹腔鏡手術では炭酸ガスでお腹を膨らませます。手術後はそのガスが体内に残ってしまい、胸や肩にじわじわとした痛みが広がるのです。息を吸うのも一苦労で、これは想定外のつらさでした。
痛みを和らげるために温パッドをあててもらいましたが、一時的に楽になってもすぐまた痛みが戻ってくる繰り返し。完全には取り除けないもどかしさがありました。

また、麻酔明けは気分が悪くなりやすいとのことで、看護師さんから氷をなめると楽になるよとアドバイスをもらいました。エチケット袋も渡してもらい、万全の体制で夜に備えます。

そのまま夜はなんとか眠りにつきました。

翌朝——退院の日

朝目が覚めると、朝食が運ばれてきました。食欲はあまりなかったので、ゼリーなど食べやすいものだけつまみました。看護師さんが「緑茶飲む?」と気を使って声をかけてくれて、ありがたくいただいていると——

隣のベッドのおばあちゃんが「緑茶おいしいー?」と大きな声で聞いてきました(笑)

会話、しっかり聞こえていたんですね。でもなんだかその明るさが嬉しくて、思わず笑顔になってしまいました。さすがオーストラリア、フレンドリー🤣日本の病院ではなかなかない光景ですよね。

午前中には「退院できますよ」と告げられましたが、着替える体力がまだ残っておらず…正直に「眠いのでもう少し寝かせてください」とお願いして、ひと眠りすることに。

目が覚めると、不思議とすっかり気分がよくなっていました。そのまま着替えて夫に連絡し、迎えに来てもらって無事退院。長い2日間がようやく終わりました。

日本で同じ手術を受けた場合、1週間前後の入院になることが多いようです。それがオーストラリアでは1泊2日。医療費が高いからなのか、回復すれば早めに退院というスタイルなのか、理由はわかりませんが、元気に歩いて退院できたので結果オーライです(笑)

退院後——自宅療養

退院後はしばらく自宅で療養しました。

炭酸ガスはまだ体内に残っており、胸や肩の痛みはしばらく続きました。退院前に鎮痛剤を処方してもらっていたので、お腹の傷の痛みはそれでなんとかなりましたが、むしろ炭酸ガスによる痛みのほうがつらかったです。

ただ、日が経つにつれて徐々に症状は落ち着いていき、1週間ほどで普通の生活が送れるようになりました😊

その後は術後検診と手術の結果を聞くために、婦人科を受診しました。結果についてはまた別の記事で詳しくお伝えします。


手術当日から退院後までを振り返ってみると、不安なことも痛いこともたくさんありましたが、日本人看護師さんをはじめ、スタッフの方々の親切なサポートのおかげで乗り越えられた2日間でした。

そして入院中に告げられた卵管閉塞の結果。正直、すぐには受け止められませんでした。ただ、この結果があったからこそ、次のステップへ進む決断ができたとも思っています。

術後検診と、そこから次のステップへと進んでいく流れについては次の記事でお伝えします。

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