ブリスベンはオーストラリア東部に位置し、温暖な気候が魅力の都市です。これからブリスベンに訪れる方や滞在を予定している方の参考になればと思い、気候や季節ごとの服装についてまとめました。
ブリスベンの気候(観光局の公式データ)
観光局の公式情報をもとに、季節ごとの気温と特徴をご紹介します。
【夏(12月~2月)】
• 平均気温:21~29.8°C(69.8~85.6°F)
• 特徴:最も雨が多い時期。雷雨や一時的な洪水が起こることも。
• 平均降水量:426.6mm(16.8インチ)
【秋(3月~5月)】
• 平均気温:15~25°C(59~77°F)
• 特徴:湿度が下がり、雨も減って過ごしやすい時期です。
【冬(6月~8月)】
• 平均気温:11~21°C(51.8~69.8°F)
• 特徴:乾燥していて穏やか。朝晩は冷え込む日もありますが、最低気温が9℃を下回ることはほとんどありません。
【春(9月~11月)】
• 平均気温:15~25°C(59~77°F)
• 特徴:晴れた日が多く、暖かくて過ごしやすい季節。海風で涼しさも感じられます。
ブリスベンに暮らして分かった季節ごとの服装の目安
実際に暮らしてみた印象としては、公式の「春・夏・秋・冬」という四季ではなく、「夏・冬」の2つの季節に分けた方がしっくりくると感じました。
• 10月~5月中旬が「夏」(=暑い時期)
• 5月中旬~9月が「冬」(=涼しい時期)
以下に実際に住んでみて感じた印象と日中の服装について季節ごとにまとめています。
(※寝るときの服装については、別の項目で詳しくご紹介しています。)
ただし、服装の目安としては、気温の変化が緩やかに進むため、「春・夏・秋・冬」のように4つの時期に分けて考えるとよりイメージしやすいと感じました。本記事では便宜的に分けてご紹介しています。
【夏(10月〜3月)】
少しずつ暑くなり、10月を過ぎるといよいよ夏本番という感じになります。3月でも日中は34℃近くなる日があり、体感的には真夏そのものです。
湿気は日本より少なめですが、天気や気温によって蒸し暑く感じる日も。スコールのような突然の雨もあります。
👕服装の目安
• 10月〜3月:半袖でOK(冷房対策に薄手の羽織りがあると便利)
【秋(4月〜6月)】
4月に入ると少し気温が下がるものの、日中は28℃前後でまだ暑さを感じることも。
5月下旬から徐々に涼しくなってきます。
👕服装の目安
• 5月上旬:半袖でもOK
• 5月下旬:長袖の日も増え、季節の変わり目に入る
• 6月:昼間は薄手の長袖+羽織り、朝晩はジャケットやトレンチコートがあると安心
【冬(7月〜8月)】
東京でいうと11月頃のイメージで、日本の真冬ほど寒くはありません。
昼間は日差しもあり過ごしやすいですが、朝晩は冷え込みます。
👕服装の目安
• 昼間:ニット+ジャケット
• 朝晩:マフラーがあると安心
【春(8月末~9月)】
朝晩はまだ寒い日がありますが、徐々に暖かくなってきます。
9月に入ると昼間は暑い日もあり、再び夏に向かう印象です。
👕服装の目安
• 昼間:薄手の長袖 or ニット
• 朝晩:ジャケットやマフラーがあると安心
日中の服装のポイント
実際に暮らしてみて感じたことを踏まえて、ブリスベンに住む予定の方や観光にくる予定の方向けに日中の服装についてアドバイスを載せておきます。
●ブリスベンに住む予定の方へのアドバイス
①ブリスベンでは夏服で過ごせる期間が長いため、持参する服は夏物中心にすると良いでしょう🌞またオーストラリアは紫外線が強いので、UVカットパーカーなどもおすすめです。
②冬服も必要ですが、日本の真冬に着るような厚手のコートは不要。一時帰国で冬の日本に戻る予定がある方や、寒い地域への旅行を予定している方は、1着だけ用意しておくと安心です。
●ブリスベンに観光予定の方へのアドバイス
日本とオーストラリアは季節が真逆なので、特に日本の真夏や真冬に旅行される方は、出発地と到着地の季節差に注意が必要です。
例えば、日本が真夏の8月に出発し、ブリスベンの冬に到着する場合、飛行機に乗るまでは半袖などの夏服ですが、到着後は長袖・上着が必要になります。
✈おすすめの服装の工夫
・ 一番下にTシャツ(暑い日本でも快適)
・ その上に薄手のパーカーやカーディガンを重ねる
・ 荷物の中にユニクロのウルトラライトダウンやマフラーを入れておく
・ ブリスベン到着後、ダウンやマフラーを着用
このように重ね着できる服装にしておくと、温度差にうまく対応できます。
⭐旅行におすすめの時期
季節のギャップを避けたい方には、日本とブリスベンの気候が似ている時期に旅行するのがおすすめです。
・10月ごろ:日本は秋、ブリスベンは春(初夏)。気温や服装も似ていて違和感が少ないです。
・5月ごろ:日本は春、ブリスベンは秋。こちらもお互い過ごしやすい季節で、服装選びが楽になります。
気候の近い時期を選ぶことで、体調管理の面でも安心して旅を楽しめるでしょう😊
寝るときの服装・寝具について
ブリスベンでは一年を通して比較的温暖ですが、朝晩は思ったより冷える日もあるため、寝るときの服装や寝具には工夫が必要です。
私の比較的暑がりなので、夏は基本的には以下のようにして寝ています。
【夏(10月~5月)】
• パジャマ:上は半袖Tシャツ、下はユニクロのリラコ
• 寝具:掛け布団1枚
ただし、6月以降は肌寒く感じる日が増えてくるため、服装と寝具を少し冬仕様に切り替えています。以下のような工夫をしています。
【冬(6月~9月)】
• パジャマ:上は半袖Tシャツ+パーカー、下はくるぶしまである長ズボン+モコモコ靴下
• 寝具:掛け布団1枚+Kmartで買った薄手の毛布1枚
ちなみに夫は私以上に暑がりで、1年中、半袖+半ズボン+掛け布団だけで快適に過ごしています(笑)。
赤ちゃんの服装について
赤ちゃんの場合も季節によって調整が必要ですが、体温が高めなので、大人よりも少し軽めの服装でも問題ないと感じました。
ここでは「夏」と「冬」に分けて、私が実際に子供に着せていた服装を詳しくご紹介します。
【夏(10月~5月)】
うちの子は新生児期に夏だったので以下のようにしていました。
●家の中
コンビ肌着1枚 or 半袖ボディースーツ型肌着1枚
→一般的には「短肌着+コンビ肌着」の重ね着が多いようですが、重ね着すると暑そうだったので、肌着1枚にしていました。短肌着は股下で留められないため、お腹が出やすく、コンビ肌着だけの方が安心感がありました。
●外出時
半袖肌着1枚のみ or 半袖肌着1枚+半袖服
→基本的に半袖肌着1枚で、外出時はその上に1枚服を着せるくらいがちょうどよいと感じました。特に暑い日は半袖肌着1枚だけでも十分でした。
ただ、5月中旬からは涼しい日も増えるので、外出時は長袖を重ねて調整していました。
●夜間/お昼寝時
半袖肌着1枚+スワドルアップ or スリーパー(通年素材)
→低月齢の間は就寝時にスワドルアップを着せてました。5か月にはスワドルアップは卒業し、その後はスリーパーに切り替えました。冷房をつけることを考えて通年素材で十分でした。
ちなみに私が使っていたスワドルアップはシドニー生まれのLove To Dreamを使っていました。スワドルを着せるとよく寝てくれるので、重宝してました。
こちらのスワドルアップにはステージ1・2・3と発達段階に応じたモデルがあり、新生児・S・M・Lといったサイズ展開もあります(ステージによって選べるサイズが異なります)。また、素材も通年素材・夏用素材や冬用素材が用意されているので、季節や冷暖房の環境に合わせて選ぶのがおすすめです。
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【冬(6月〜9月)】
6月以降は家の中でもひんやりと感じるようになったので以下のようにしていました。
●家の中
・6月:長袖肌着1枚
→家の中は暖かめだったので、上に服は不要でした。
・7月 ~: 長袖肌着1枚+服
→家の中でも寒さが増したので、室内でも上に服を着せるようにしました。
●外出時
・6月:長袖肌着1枚+下に長ズボン or 長袖肌着1枚+長袖服
→外出時は気温に応じて、羽織りやひざ掛けも使いました。
・7月~:長袖肌着1枚+長袖服+羽織り
→この頃になると気温がさらに下がるので、服や羽織りは必須です。
●夜間/お昼寝時
・6月:長袖肌着1枚+スリーパー(通年素材)
→家の中は暖かめだったので、スリーパーは通年素材で十分でした。
・7月~:長袖肌着1枚+スリーパー(冬用素材)
→パジャマを着せることもありましたが、赤ちゃんは体温が高く、泣くとさらに汗をかくため、
「着せすぎるより、肌着+スリーパーくらいがちょうどよさそう」と感じました。
⭐日本には寝袋のようなスリーパーがあるみたいなので、ぜひ参考にしてください。↓↓
ブリスベンは一年を通して温暖で過ごしやすい気候が特徴で夏の期間が長いのがポイントです。
朝晩は冷える時期もあるので、春秋物のジャケットを1枚持っていると安心です。
寝るときの服装も季節によって調整が必要です。赤ちゃんも体温が高いとはいえ、季節ごとに肌着やスリーパーを工夫することで快適に眠れるようになりました。
気温や体感には個人差がありますが、自分や家族の体質に合った服装・寝具の準備が大切だと感じています。
気候に合わせた服装で、快適にブリスベン生活を楽しんでくださいね!
何を持って行けばいいか悩んでいる方や、季節ごとの過ごし方を知りたい方の参考になればうれしいです😊

