オーストラリアでも育児用品は一通り手に入りますが、日本と仕様が違ったり、価格が高かったりすることも少なくありません。特に赤ちゃん用品は「慣れた日本製の方が安心」「使い勝手が良い」と感じる場面が多くありました。
今回のシリーズでは、私が実際にオーストラリアでの育児を経験して、「日本から持ってきてよかった!」と強く感じたアイテムたちをご紹介していきます。
紹介したい物がたくさんあるため、記事は内容ごとにいくつかに分けてお届けしています。
この【育児編①】では、「衣類・ケア用品」に焦点を当て、具体的に役立ったアイテムとその理由、現地での代替の有無などをお話しします。
①肌着・服
日本では、新生児〜3ヶ月頃までは「短肌着」や「コンビ肌着」を使うのが一般的ですよね。前開きタイプで、首が座っていない赤ちゃんにも着せやすく、私もとても重宝しました。
一方、オーストラリアでは「シングレット」と呼ばれるボディースーツ型の肌着(日本の被り型肌着に近いもの)が主流のようです。驚いたのが、新生児サイズからすでに被りタイプしかないということ。
日本では「首が座るまでは前開きが基本」とされているので、初めて見たときはびっくりしました。

私の経験では、腰が座るまでは被りの服はとても着せにくく、赤ちゃんも嫌がることが多かったです。なので、首・腰が安定するまでは、日本の前開き肌着や前開きの服を用意しておくのがおすすめです。
オーストラリアにも前開きの肌着は売ってますが、前開きタイプはかなり少なく、BIG WやH&Mなどで少し見かける程度。しかも色も使いやすい白ではなく紫や緑のような色しかありませんでした。
日本のように種類が豊富というわけではありませんし、価格も日本の方が安いと感じました。
*私が日本で購入したもの
• 短肌着6枚+コンビ肌着4枚
• ボディースーツ型肌着(前開きタイプ)予備で数枚
⭐ちなみにこちらのCombiminiの肌着はボタンや紐ではなく、テープで留めるタイプなので着替えやお世話がとても楽でした😊↓↓
赤ちゃんの肌着は毎日使うものなので、安心・使いやすい日本の前開きタイプを多めに持っていくことをおすすめします!
②赤ちゃん用の爪切り
これは周りのママ友たちから聞いて知ったのですが、オーストラリアの赤ちゃん用爪切りは「切りにくい」「使いづらい」と感じる人が多いようです。
特に新生児の小さくてやわらかい爪には、日本の爪切りバサミのほうが圧倒的に使いやすいとのこと。
私もそれを聞いて、日本で貝印の新生児用爪切りバサミを購入して持ってきました。実際に使ってみても、小回りが利いてとても安心して使えています。

③赤ちゃん用の日焼け止め
オーストラリアはご存知のとおり紫外線がとても強く、赤ちゃんでも日焼け止めが必要になる場面は多いです。特にお散歩やベビーカーでの移動が多い時期は、肌を守るためにしっかり対策してあげたいですよね。
ただ、オーストラリアで売られている赤ちゃん用の日焼け止めをよく見ると、対象年齢が「生後6か月から」と書かれているものがほとんどなんです。
新生児期から使えるものを探すのはなかなか難しく、成分もやや強めに感じることがありました。
そのため私は、日本で新生児から使える日焼け止めを準備して持ってきました。
*私が日本で購入したもの
• アトピタ:低刺激で無香料、0ヶ月から使用可能
• 和光堂のミルふわ:こちらも0ヶ月から使えて、ベタつかず塗りやすいです
どちらもやさしい処方で、敏感肌の赤ちゃんにも安心して使えています。
現地で赤ちゃんの日焼け止めを探すのは意外と難しく、月齢によっては使えないものも多いので、日本であらかじめ準備しておくのがおすすめです!
④ドーナツ枕
うちは吸引分娩だったこともあり、赤ちゃんの頭にコブのようなふくらみが2つできていました。自然に目立たなくなるとは聞いていましたが、できるだけ頭の形がきれいになるようにと思い、ドーナツ枕を使うことにしました。
楽天市場で探して、クマさんの形が可愛いドーナツ枕を購入。ベビーベッド用とリビング用に1つずつ、合計2つ用意しました。
カバー付きだったので、洗濯はカバーだけでOK。汚れても手軽に洗えて、とても便利でした。
⭐こちらの商品を使っています↓↓
ただ、ドーナツ枕については「新生児に使うと、うつ伏せになったときに窒息のリスクがある」と聞いていたので、新生児期は常に私の目の届く範囲でのみ使用するようにしていました。
長時間の使用は避け、起きている間の短時間や、目を離さないタイミングだけで使っていたので、安心して活用できたと思います。
オーストラリアでもドーナツ枕はネットでは見つかりますが、種類やデザインの豊富さ、日本人レビューの多さを考えると、日本で買っておいてよかったと思いました。
今回は「衣類・ケア用品」を中心に、オーストラリアに持ってきてよかった育児グッズをご紹介しました。
現地でも育児用品は一通りそろいますが、「赤ちゃんの月齢に合うものが少ない」「価格が高い」「使い勝手が日本と違う」という点で、戸惑うことも多かったです。
もちろん、すべて現地で調達することも可能ですが、赤ちゃんとの生活を少しでもスムーズに・安心して始めたい方には、日本からの準備をおすすめします。
次回は「ミルク・離乳食まわりで日本から持ってきてよかったもの」をご紹介する予定です。
よければそちらもぜひチェックしてみてくださいね!